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1ヶ月位前だっただろうか。
当社の現場の社員から、困った報告がありました。

「機械を動かす重要なベルトが、切れる寸前」と言うのです。
僕も確認してみましたが、
確かにヒビが入って、いつ切れてもおかしくない状態でした。

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すぐにメーカーに問い合わせたところ、
そのベルトはすでに廃番になっていて、
存在しないということが判明しました。

その機械は、当社にある設備の中で、
群を抜いて古い機械でした。
それだけ、貢献をしてくれた設備でもあります。

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たまたまその時は、その機械じゃないとできない仕事があり、
かなり立て込んでいました。
仮にもしベルトが切れてしまうと、
当然ながら、機械は動きません。
そうなると、お客さまに、
多大なご迷惑をかけてしまうことになります。

メーカーと相談した結果、
オリジナルで受注生産するしか手段はありませんでした。
僕はその場ですぐに発注しました。
思っていたより安価だったこともあり、
今後の予備も含め、2本発注しておきました。

ただ、何もないところからの受注生産ですので、
2〜3日というわけにはいきません。
約2週間ほど時間を要すとのこと。

こればかりは、仕方がありません。
後は、新しいベルトができてくるまで、
只々切れないことを祈るばかりでした。

以来、僕は退社する時にその機械のところに行き、
手で優しく触りながら、
「もうちょっとだから、頑張ってね」って、
心で伝えて過ごしました。

そして数日前、ベルトが無事に完成し、
新しいものに交換しました。
何とか、持ちこたえてくれたのです。

嬉しかった。
ホッとしました。

その夜、また機械のところに行き、
「頑張ってくれてありがとう」って、
伝えてきました。

また、新しく設備を導入した時も同様に、
「これからよろしくね」
「頑張ってちょうだいね」って、
僕にとっては、いつもの儀式みたいなものです。

子どもみたいなことを言うなと叱られそうですが、
でも、こいうことって、実は人と機械や物たちとの、
大切なコミニュケーションなんじゃないだろうか。
ビジネス上においては、マナーともいえるのかもしれません。

良い仕事をしてくれた時は・・
「ありがとう」
「ご苦労さま」って、
伝えてあげたいと思う。

ある意味・・・
家族みたいな存在だと思うのです。


tani

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