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2018.06.12 米朝首脳会談
史上初の米朝首脳会談がシンガポールで開催されました。
両首脳が会談の場で初めて顔を合わせた時は、
流石に僕も車を止めてテレビに見入ってしまいました。

アメリカや日本をはじめ、中国、ロシア、韓国などの思惑もあり、
結果が大いに不安な思いではありましたが、
少しだけ期待もしつつ、会談内容の発表を待ちました。

そして、トランプ大統領の記者会見。

聞いていて、段々と腹が立ってきました。
具体的な進展が、なにもないと感じたのです。
南北首脳会談で金正恩委員長が言っていたことそのままであり、
トランプ大統領のトーンダウンも甚だしいのではないでしょうか。

核問題の具体的な成果を記者に問われると、
「時間が足りなかった」という、まさに言い訳。
「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」には一切触れずに終わりました。
一番大切なことを、時間が足りないなどで済ませる話ではありません。

それで、どうして成功と言えるのでしょうか。
ありえません。

一方で、北朝鮮が強く求める、
「体制の安全の保証」が明記された共同声明に署名。
今回の会談は、完全に・・
金正恩委員長の勝ちとも言えるのではないでしょうか。

北朝鮮の今の体制を保証するということは、
金正恩委員長の独裁がこれからもずーっと続くということです。
本当に、北朝鮮という国のことを思ってのことでしょうか。
北朝鮮で暮らす多くの方々は、大変な生活を強いられています。
逆らうものは、命の危険にさらせれます。

一部の華やかに見える演出は、
もう世界中の人が知っていることではないか。
金正恩氏の安全を約束するのであれば、それと同時に、
北朝鮮の全国民に対する配慮があっても良いのではないでしょうか。
そのことも一緒に確約しないで、
どうして北朝鮮に真の幸福と平和が訪れると言えるのでしょうか。

トランプ氏が言う通りに、
北朝鮮が即核廃絶にスピード感を持って具体的な行動をしてくれるのなら、
それは確かに素晴らしいことです。
誰もが、そう願っていることでしょう。

ただ、これだけ世界中の注目を集め、
第三国であるシンガポールにも協力していただき、
開催しました。
ものすごい警備体制が敷かれ、巨額の資金も投入されたことでしょう。

なのに、全く具体的な成果を発表できなかった今回の会談は、
決して成功したと楽観はできないように思います。

しかも、拉致問題。

確かに、トランプ氏は会談で取り上げたことでしょう。
でも、言われているように、
この問題は日本と北朝鮮で解決する問題です。
解決を強く迫ったとは到底言えません。

安倍総理のコメントでは、
トランプ大統領が拉致問題を取り上げたこと自体に、
大きな意味があるような話をしていました。
仲良しのトランプ氏が、
積極的に話をしてくれると期待をしていたのではないか。
だとしたら、
自分はすでに蚊帳の外だということにようやく気が付いたのではないか。

米朝の現役首脳が会談をしたということだけは、
大きな進歩に違いありません。
でも、それ以外に成果は全くもってなかったと、
僕は思います。

トランプ大統領の言う通り、
金正恩委員長が本当に素晴らしい人であるのなら・・
今回の対談で目指すとしたことを即実行し、
自国民の平和と幸せを心から願った真の具体的な行動を、
自ら命がけで取り組むことでしょう。

「金正恩委員長は、本当に素晴らしい!」
「トランプ大統領、さずが見る目がある!」
「僕が以前に書いたこのブログは間違いだった」
そう、このブログで謝罪する日がくることを、
心から望みます。


tani

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